父の魂(13)

伊賀での隼人と明智の対決は、甲子園の場に持ち越された。
甲子園の地区予選がはじまり、中将学園は隼人の活躍で快進撃を続ける。
隼人の活躍ぶりは川上監督や長島、王のもとにも届き、彼らをも驚かせた。
そんな折、妊娠中の令子が倒れ病院に運ばれる。
母子共に危険な状態に陥り、取り乱すデブ松。
隼人も駆けつけ二人で令子と生まれてくる子の無事を祈るのだが…元気な男の子を産んだ令子だったが、その代償はあまりにも大きかった!翌日、地区予選の試合会場に隼人の姿はなかった。
隼人は亡くなった令子の墓前で生まれてきた子に「秀人」と名付けたことを報告。
甲子園での活躍を誓う。
中将学園は、隼人の活躍で甲子園でも快進撃を続けついに決勝戦まで駒を進める。
もちろん決勝の相手は永遠のライバル東郷真樹と宿敵明智光成の烈風高校。
勝負の行方は一体!? そして亡き父の墓前で隼人が下した決断とは…。
いよいよ感動のクライマックス!ときは嘉永5(1852)年。
黒船来航の半年前、日本を調査中のアメリカ測量船から脱出を図った日本人少年サムは、「安楽亭」の主人幾造らによって救われ、日本での生活を送るようになる。
安楽亭は、幾造がときの老中首座・阿部正弘に献策して出来た裏出島で、表向きは流民お助け所だが、裏では密貿易を本業とし西洋の密かな窓口となっていた。
安楽亭での生活で、日本の将来を思う幾造らの熱き想いに触れたサムは、母国のために生きる決心をする。
幾造らに肩入れする老中首座・阿部正弘を潰そうと、大名・井伊直弼(後に老中)は幾造のもとに公儀刺客人を送り込む。
刺客人・安藤十蔵は、安楽亭征圧のために自ら深傷を負い瀕死の状態で安楽亭へ駆け込む策に出る。
十蔵の罠にまんまとはまった幾造だったが…。
そんな折、ついに黒船来航の知らせが入る。
幾造、サムら明星たちは、日本の夜明けのためペリー提督が待ち受ける黒船へと向かう。
“バトル・エンターテインメント”こそが理想のプロレスと信じる滝念五郎は、所属する「プロレスAsia」の社長アトラス冴木が打ち出したリアルファイト路線に不満を抱き、元五輪柔道の金メダリスト小山田伸を仲間に引き入れマスクマン軍団「クラブ・ターキー」を結成。
孤軍奮闘する滝だったが、エンターテインメントを追及するあまり不祥事を連発。
ついには解雇をかけて、師匠の木田イサオと一戦を交えることに…。
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